環境資源学専攻

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専攻長メッセージ

専攻長メッセージ

今日の地球温暖化等のグローバルな環境問題を解決するためには、持続可能な発展のためのゴール(SDGs)にあるように、環境問題だけでなく、その他多くの分野の課題解決を考慮することが重要です。そこで、本学部ではこれまで以上に専門分野の垣根を越えて、学際的に連携できる体制とすることが必要であると考えています。

我々環境資源学専攻の専門領域は、私たちの生活に密接な関係を持つ農業・水産業・林業等に高度な技術と知識を持つ人材の育成を教育目標とし、水・海・植物・森林・環境化学・資源循環・大気および英語教育などの9つの研究室で構成されています。本専攻の特徴としては、様々な最新鋭の研究設備が整っていること、熱意と実績のある先生方による質の高い教育と研究が行われていることです。基礎教育では、生物学と化学を中心とした教育プログラムが行われ、基礎知識が偏ることのないように十分配慮されています。専門教育では、早い段階から演習などを通して学部生が高度的な分析設備を利用する研究活動を体験し、学部生の卒業研究として大いに活用されてきました。

本専攻には、将来自然環境に携わる仕事をしたい学生に対して、充実した学習と実践の場が準備してあります。

皆さんの大学生活がより充実したものになりますよう、日々を楽しみながら、学生時代に相応しい知識と経験を積み、将来の輝かしい未来のために、我々と一緒に励んでいきましょう。

環境資源学専攻長 一宮 睦雄

環境資源学専攻の概要

環境資源学専攻では、地域の生態系メカニズムの解明や、人間活動が生態系に及ぼす影響の解析を通した自然環境と人間活動との共生のための理論について研究を行います。そのために、環境共生に関わる諸問題を科学的に解明し、対処するための基礎的な自然科学の知識と理解力を養成し、併せて、生態系の仕組みや人間活動が環境資源に及ぼす影響を調査、解析、評価する能力を育成します。

環境資源学専攻の教育の特徴は、環境科学を実証的に学ぶ点と情報発信能力を育成する点の2つにあります。教室で行う講義に加えて、現場での各種のフィールドワーク、沿岸環境、森林環境、水産環境、植物生産環境に関する4つのアセスメント実習や環境分析化学実験、大気環境学実験、高分子化学実験などの科目において、機会あるごとに環境共生に関わる諸問題の原点である現場での実証的な作業やその基礎となる実験、実習を体験し、環境問題の複雑を学び、知識の応用能力を養います、また、多数の情報処理機器を学生が自由に利用できる体制が整備されており、情報処理に関する演習科目や各実験・実習・演習科目において得られた結果の処理、分析、レポート作成、結果発表を行う能力を育成します。

専攻の特徴・カリキュラム

少人数教育とユニークな科目構成

少人数教育とユニークな科目構成

学生定員30名の少人数教育により、きめ細かい指導を行っています。大気、水、生物、資源循環など環境に関連した専門科目を幅広く学べます。

実体験重視の教育

実体験重視の教育

森林、沿岸域、水産、植物生産に関連するアセスメント実習や化学系の実験が充実しており、実体験を通して環境を学ぶことができます。

充実した施設・設備

各分野における先端の分析機器や設備が充実しています。これらを学生実験や実習で実際に使用することができます。

国際的発信力の養成

米国出身の英語教員による指導のほか、海外の大学や学会にて英語で研究発表する機会もあり、国際的な情報発信力を養成することができます。

カリキュラムへ

取得可能な資格・進路

主な取得可能資格

取得できる資格
  • 中学校・高等学校教諭一種免許状(理科)
  • 高等学校教諭一種免許状(農業)
  • 中学校・高等学校教諭一種免許状(家庭科)
専攻カリキュラムで対応している資格
  • 環境計量士
  • 公害防止管理者

主な卒業後の進路

  • 進学
    熊本県立大学大学院(環境共生学研究科環境共生学専攻)
  • 就職

    アウトソーシングテクノロジー、アドバンテック、石坂グループ、イノス、エネルギープロダクト、大嶌屋、恩賜財団済生会熊本病院、九電工、熊本県立大学(嘱託研究員)、熊本製粉、熊本不二コンクリート工業、KMバイオロジクス、弘乳舎、再春館製薬所、サツマ酸素工業、ジーエルサイエンス、JM、生科研、ソフトウエアビジョン、鶴原製薬、テクノ・カルチャー・システム、テクノクリエイティブ、同仁化学研究所、同仁堂、南栄開発、ニチアス、ニチレキ、農業・食品産業技術総合研究機構、野田市電子、肥後銀行、富士ゼロックス熊本、不二ライトメタル、マルキン食品、南九州交通共済協同組合、モロフジケミカル、山下医科器械、ゆめマート熊本、国家公務員、地方公務員、公立学校教員(臨採含む)

キャリアセンター

環境資源学専攻 の研究トピック

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