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大気中の汚染物質に関する研究

環境資源学専攻 大気環境学研究室 張 代洲 教授

東アジアの大気環境を中心に黄砂やPM2.5といった現象や問題を大気中に浮遊している微粒子や微生物の面から研究しています。浮遊している微粒子を採集し、ミクロレベルまで観察できる電子顕微鏡を用いて、微粒子の形状や成分を観察し、どのような粒子(例えば砂粒や硫酸塩など)が存在しているかを調べます(図1)。また、浮遊している微生物を採集し蛍光顕微鏡で生存状態を判断(図2)したり、DNAを抽出し解析を行ったりしています。これらの結果と気象条件(気圧や天候など)を組み合わせ、浮遊している微粒子や微生物がどのように飛んで来るのか、どのような影響をうけているのかなどを検討しています。

図1 浮遊粒子の電子顕微鏡写真
図2 浮遊細菌の判別 緑;生菌 赤;死菌
図3 DNA反応性の指標
図4 観測の様子