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途上国における環境汚染問題の解決に向けて

環境資源学専攻 水環境科学研究室 阿草 哲郎 准教授

途上国について、どのようなイメージをもっていますか? 途上国の特徴は、人口増加と経済成長が著しいことです。しかし、環境に対する配慮は十分でなく、さまざまな環境問題が発生しています。化学物質による環境汚染もその1つであり、人為起源の汚染だけでなく、自然起源のヒ素による地下水汚染もあります。ヒ素は毒性が高く、発がん性もあります。水道のないところでは、地下水が飲み水として使われており、そういったところでは数千万人規模のヒ素中毒が発生していると言われています。このような途上国の環境汚染問題を解決するために、どのような化学物質が見つかるのか、どのような影響が出ているのか、どのような対策をすればよいのか、いろいろ調べ、分析し、考えていく必要があります。

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