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本学大学院生(松崎研究室)が学会創立100周年記念 日本農芸化学会 中四国・西日本支部合同大会(2023)にて優秀発表賞を受賞しました!

学会創立100周年記念 日本農芸化学会中四国・西日本支部合同大会(高知 9/21-22)が開催されました。その大会での発表について、優秀発表賞の審査に対して74件のエントリーがあり、厳正な審査の結果、11件の優秀発表賞が授与されることが決定され、本学大学院環境共生学研究科 食品バイオ工学研究室(松崎研究室) 博士前期課程2年生の 永田妃奈子さんが【優秀発表賞】を受賞しました。永田妃奈子さんは先日の第75回日本生物工学会大会(2023)での学生優秀発表賞に引き続いての受賞となります。

詳細は以下のとおりです。

学会大会名:学会創立100周年記念 日本農芸化学会 中四国・西日本支部合同大会(中四国支部第66回講演会、西日本支部第347回講演会)(2023年度)

開催日時:令和5年9月21日(木)〜9月22日(金)

開催地:高知県立大学 永国寺キャンパス(高知市)

公益社団法人 日本農芸化学会 中四国・西日本支部合同大会HP(日本農芸化学会中四国・西日本支部合同大会 優秀発表賞受賞者の決定について:http://chushikoku.jsbba.or.jp/presentation/2023-66th-kochi-award.html)

【優秀発表賞】

受賞者名:◯永田妃奈子(環境共生学研究科博士前期課程2年生)・善藤威史(九州大学大学院 准教授)・松崎弘美(環境共生学部 教授) ◯:発表者

所属:食品バイオ工学研究室(松崎研究室)

受賞課題:「たくあん漬から分離した乳酸菌Lactococcus lactis PJR24が生産するバクテリオシンの精製方法の検討と性質」

研究概要:バクテリオシンは、細菌が生産する抗菌ペプチドまたはタンパク質の総称であり、一般的には近縁種に対して抗菌作用を示す。特に、食経験豊富な乳酸菌が生産するバクテリオシンは安全性の高い天然の食品保存料として期待されている。熊本県阿蘇地方で製造された「たくあん漬」から分離したバクテリオシン生産乳酸菌Lactococcus lactis PJR24は新規バクテリオシンを生産すると予想された。本研究では、PJR24株の培養液上清から70 %飽和硫安沈殿、透析、陰イオン交換クロマトグラフィー、限外ろ過により、約10 kDaのバクテリオシンを精製した。PJR24株バクテリオシンはpH 3-11の範囲で少なくとも50 %以上の活性を保持し、80 ˚C、30分の加熱処理でも抗菌活性を保持していた。また、近縁種のみならずListeria属やEnterococcus属細菌にも抗菌作用を示すことを明らかにした。

【受賞にあたってのコメント】

(永田妃奈子さん)

 この度は、日本農芸化学会 中四国・西日本支部合同大会にて優秀発表賞を受賞でき、大変光栄です。先日の日本生物工学会大会から続けて受賞できたことをとても嬉しく思います。今回の受賞は、ご指導いただいている松崎教授をはじめ、研究に関わっていただいた多くの方々のおかげです。また、日頃研究をするにあたりご協力いただいている同研究室の方々にも感謝申し上げます。今回の受賞を糧に、より一層研究や勉学に励んでいきたいと思います。


お問い合わせ先
環境共生学部 環境共生学科 食健康環境学専攻 食品バイオ工学研究室(松崎研究室)
〒862-8502
熊本市東区月出3丁目1番100号

TEL:096-321-6697
FAX:096-384-6765
E-mail:matusaki@pu-kumamoto.ac.jp